命を大切にするブータン人♪
道端にたくさんいる野良犬くんたち。
彼らは昼間、
のんびりと陽だまりでお昼寝していることが多いのですが、
夜になると一気に活動を始めます。
グループと縄張りがしっかりとあるらしく、
けんかが始まると周囲一体の犬が興奮して手がつけられなくなるほどです。
街中のホテルに泊まっている観光客からは、
夜中眠れないとの苦情がでたりもしています。
しかし、敬虔な仏教国のブータンでは、
日本のように野良犬を殺してしまうということはできません。
そこで!!
市当局が考え出したのが、野良犬の避妊手術です。
年に何回かのキャンペーン中には、
避妊手術をしていない野良犬を捕まえてきた人には
一匹につきいくらかのお礼も出るらしく、
子供たちのおこづかいになっていたりします。
ブータン人も、
自宅のアパート周辺に野良犬がたくさんいて、
そのほえる声だけでなく、
糞で住環境が汚れると不平を漏らしています。
ただ、ほほえましいのは、
不平を言いながらも、
子犬がよちよち歩いていると、
車に引かれるのではと心配し、
毎食後には、
残飯を犬たちに与えるブータン人の姿です。
えさをあげなければ、
犬たちも他のところに行ってしまうだろうにと考えるのは
日本人の私で、
ブータン人の中には、
人間もこの世の生きとし生けるものの一部に過ぎないという
世界観が強く息づいているのです。
食事の前にはお仏壇にご飯を供え、
食事の後には
残飯を
今夜うるさくなるかもしれない野良犬たちに与える。
なんだか、かなわないなぁと思うのです。
↓こちらより転載